男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

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いやああ、予想以上のカッコよさで大満足でした。予告編などのテンションが全編続く感じで、激燃えのエンド・クレジット(へ入る前の二段ズームも燃える!)に至るまで徹底的にカッコいいです。

300人対100万人という煽り文句通りの展開や絵面が大盤振る舞いに展開するのですが、舞台となるのは基本的に海沿いの岸壁にある小さなエリアに集約されており、あれだけ大殺戮の大アクションが展開されながらも舞台劇を観ている様な感覚が支配していて、そこらあたりも様式美として機能していたように感じます。

逆に言うと場面が交差して描かれるスパルタ内のゴタゴタなどは邪魔に感じるほどです。

それほど戦闘シーンのビジュアル・イメージや演出のレパートリーが半端じゃなくて、これでもかこれでもかと燃える決めショットやアクションが連発します。個人的にはずっとそれを観ていたいと感じるのですが、それはやはり観客側の精神がまだまだ持ちこたえられないと判断しているようです。

ただ、レオニダス王の王妃に対する愛情や、部隊長とその息子、そしてその息子と同年代の戦士ステリオスとの友情、、そして本編の語り部となるディリオスの男気などなど、充分ドラマティックな緩急がつけられているだけに、テルモピュライに舞台を絞ってもイケたんではないかと思います。

あと、レオニダス王がリンゴを食っているシーンの背景で淡々と生き残りの敵に止めを刺していくスパルタ兵たちが絶品でした。

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ドーン・オブ・ザ・デッド』でもザック・スナイダー監督と組んだタイラー・ベイツがこれまた激燃え音楽を創り出していて、監督の要求にガッチリ応えています。即買いしちゃいました。