男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

Black Hawk Down(米amazonより)

届いていた輸入盤の『Black Hawk Down』を先ず観ました。

リドリー・スコット監督作品は『ブラック・レイン デジタル・リマスター版 ジャパン・スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]』『キングダム・オブ・ヘブン ディレクターズ・カット (Blu-ray Disc)』同様mpeg2の二層収録なので、この作品も非常に高画質でした。全編ほとんど戦闘シーンという夢のような映画なので、サウンド・デザインも激しいだけに、リニアPCM5.1chが楽しめないのがやはり残念でした。もちろんDD5.1chでも楽しめましたが。

ザラザラした粒子状の画質は公開時のルックスに準じていて再現度も大変よかったと思います。ほとんど男ばかりで、しかも終始汚れている顔面のディティールが緻密に再現されていて、臨場感が増しています。武器類の光沢や薬きょうの美しさも申し分なしです。

惜しむらくはクオリティが向上した所為でCG処理などの特殊効果部分のバレが多く、臨場感がそがれてしまうことでしょうか。

この映画における『プライベート・ライアン』や『トゥモロー・ワールド』との臨場感の微妙な差異が、リドリー・スコット監督が一線を越えられない演出力の差なんだろうなあと感じます。逆に言うとリドリー・スコットのスタイルっていうのはそういう部分に関係のないところにあるのかもしれないですね。