ロッキー [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2007/02/28
- メディア: Blu-ray
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やっとamazonから到着しました。
最近(というか年中なんですが)『ロッキー』が観たくて仕方がなかったので、到着して直ぐに鑑賞。
オリジナル音声はFOXなのでdts5.1chで収録されていますが、まあこの作品は吹き替え版がボクの中でのオリジナルなのでそちらで鑑賞。何気ないけど日本語もモノラルながらdts収録だったのでかなり鮮明ではあります。もっとも、ボクは月曜ロードショーでの最初の放送版を死ぬほど観ているので、DVDおよび今回収録されている吹き替え版は一部差し替えがあるのが残念です。ガッツォ(ジョー・スピネル)とその運転手なども声優が変わっているので、吹き替えも結構台詞が違っているんですよねえ。いい機会だからDVDの方を月曜ロードショー最初の吹き替え版仕様にでもしようかと思ってます。(『スター・ウォーズ』も松崎しげる版ですしね)
画質のほうはDVD版とは比べ物にならないほど情報量が増えていて、かなり衝撃を受けました。
テレビ放送のエアチェックから、ビデオ、輸入LD、最初のDVD(ここまでスタンダード)、FOX版DVDで初の日本語収録&特典収録と観続けてきましたが、さすがHDというクオリティで大満足です。
いわゆるキチキチの高画質という印象ではなくフィルム・ライクなテイストなのですが、色を含めた画面の情報量が桁違いなので背景の細かい部分や、特殊メイクで吹き出る血なども鮮明すぎてうそ臭いぐらいです。最初の場末のリングのシーンでは口汚い観客たちの顔まで鮮明に見えるので、「こんな奴いたんだ!」という驚きがいっぱいでした。
ロッキーの1818番地の家も薄汚い美術がこれでもかというぐらい堪能できますし、亀のカフとリンクはおろか今までほとんどディティールのわからなかった金魚のモビーディックもよく観る事が出来ます。
ミッキーのジムでもそれは顕著で、トレーニングしているボクサーたちのグラブやシューズの色が非常に鮮明だったり、床やトレーニング・ウェアの汚さなどは汗による湿度の高さも感じることができるほどです。
フィラデルフィアでのロケーションでも冬の寒さがよく再現されており、細かく降っている雪や白い息も緻密に観る事が出来て新鮮そのもの。また、朝のトレーニング・シーンでも朝焼けの赤さが今までのメディアでは観たことがないほど鮮明に再現されていて、オリジナルではこういう色だったんだなあと感動しました。
残念ながらフィルムで鑑賞したことがないので、是非ともオリジナルの35ミリで鑑賞したいと思わせるクオリティでした。
クライマックスでの試合でもロッキーとアポロの皮膚感と筋肉の質感、飛び散る汗なども今まで気づかなかったディティールが見事でした。
しかし、もうなんというか、本当に面白い映画です。一本だけ選べと言われたら間違いなくあげる事に決めている映画です。