男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

やりすぎコージーDVD BOX1 ウソか本当かわからない 都市伝説 第1章・やりすぎ格闘王決定戦 Vol.1

と言うわけで、早速ディスク1の都市伝説編のPART1を見ました。

どれもこれも面白くてたまりません。元々都市伝説が大好きなのですが、逆にそれが足かせになって楽しめないという懸念も蹴散らすかのように、ギャグに徹したものから、都市伝説の醍醐味である”推理小説を読む手間をかけずに謎解きのカタルシスだけを抽出”を満喫させてくれる物までキチンとあるので素晴らしい。

特にハローバイバイの関さんは語り口(落ち着きすぎず、ちょっと気持ちが急いているのが良い)や話の組み立て方が抜群です。ボクの友達にもやったら怖い話が上手い人物がいるのですが*1、何気ない会話からいつの間にかその手の話になっているので怖がりとしては死ぬほど総毛立つ)。彼らの語り口はリアリティとリアルの違いや、導入部分でのディティールと、誰でもなんとなく知っている事象の配置などが非常に勉強になります。ボクが最初に体験したのは「耳から出た白い糸」だったと思います(もちろん「口裂け女」世代なので、あちらが先なのですが、あれは都市伝説というよりも社会現象といってもいい状況でした。明らかに現在一般的に言われる都市伝説とはレベルが段違いに違う)。小学生の頃学校で流行っていたのを聴きましたが、あの時の「普通の話だと思って聴いていたら、急転直下に文字通り目の前が真っ暗になる」感覚は衝撃的な体験でした。止めがそれこそ伝説的な名作「ベッドの下の男」「電気つけなくてよかったな」。どちらもタイトル自体がネタバレなので、もし知らない人はこちらを参照してください。

ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説―信じるか信じないかはあなた次第

ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説―信じるか信じないかはあなた次第

こちらの本も大人気のようで、ボクも非常に読んでみたいです。

都市伝説系のフィクションを書かせたら右に出る人はいないと言ってもいい平山夢明さんは、このミスで一位になったりしてすっかり躍進してしまいましたね。ボクが読んできた中でもっともベスト都市伝説系恐怖としては

にとどめをさします。読んでいるあいだ戦慄しまくり。


しっかし、千原ジュニアがひょっこり言った「小田急線の中で『オバQ』のタイトルを思いついた」と言う藤子人には基本の都市伝説に対して、ケンドーコバヤシが放った

ドカベンの名前の由来は『ドデカイベントウ』なんです」

Wコージが同時に

「知っとるわ!!」

は死ぬほど笑った!!

「一巻に書いとるわ!」

も秀逸。

散々都市伝説の話をしているのに、あまりにもメジャーなオフィシャルの設定を”さも特ダネ”風に話すケンドーコバヤシは素晴らしすぎます。話した後に口に指を当てて「秘密」だぞと念を押すあたりは神がかってました。


まあ、一番恐ろしいのは、もしかしたら本当に『ドカベン』のタイトルの由来を知らない人が増えている可能性が高いことですが。

クイック・ジャパン Vol. 69

クイック・ジャパン Vol. 69

*1:そういえば、ボクの妹もこれが鬼のように上手い事を今思い出しました。ガクガク……