サイレントヒル アルティメット・ボックス [DVD]

サイレントヒル アルティメット・ボックス [DVD]

そういえば、通常版や他のBOXは先月発売されていたのにどうしたんだろうなあと思っていたら今日届きました。どうやらこちらも延期していた模様です。まったくイチイチ書くのも面倒なほどブルーレイ・ディスク（HD-DVDも似たようなもんですが）のソフトは延期していますねえ。

こちらの商品はすでに発売されている『サイレントヒル プレミアム・エディション [DVD]』に、何とブルーレイ･ディスクの本編が”特典ディスク”として付属しているのです。BDユーザーとしては完全にこちらが本体で他のものが特典ディスクなんですけどね。

ブルーレイ盤には本編と特典ディスク１に相当する映像が収録されていると聞いていたので、特典ディスク２（日本のみの特典）以外は必要ないかなと思っていたのですが、映像特典の収録時間と特典ディスク１の収録時間が微妙に違うので、いくつか足されている可能性があるみたいです。そして、本編にしてもわざわざ（日本公開ver）と銘打っているのです。ブルーレイ盤はおそらく北米で発売されているものに吹き替えと字幕を付加したものだと思われるので（オリジナルver）となっています。多分日本公開版は土屋アンナの歌が入っているエンディングとかがそうなのかなと思うのですが……何か違うのかなあ。

同梱されているブックレットがかなり凝っていて、ゲームの１，２，３のフローチャートと世界観などの解説が結構詳細に記載されていたり、映画の解説も比較なども含めて面白く記載されています。ここはさすがオリジナルを作った国の商品という感じで嬉しいですね。

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ブルーレイ盤の本編を観ました。

劇場では字幕で観たので今回は吹き替えで観たのですが、あの子供の吹き替えをショコタンが担当していてびっくりしました。調べてみるとブログでもちゃんと書かれているんですね。

『キングダム・オブ・ヘブン ディレクターズ・カット (Blu-ray Disc)』に続いてMPEG2の二層ですので、クオリティはまたまたかなりいいです。この映画の特徴としてある暗黒のビジュアルや、その中で効果的に使われている懐中電灯などのスポット処理などなどが極めて緻密に再現されているのが見ものです。裏世界に突入した時の暗転処理では、黒の引き込み具合が眩暈のするほど精密に再現されていて度肝抜かれます。

静かに降り続ける灰なども非常に細かく観えるのもHD画質ならでは。看板の汚れや裏世界の陰惨な美術のディティール再現は驚愕の一言。表世界での冷たい雨の描写なども素晴らしい高画質で、非常に効果的です。

本編では△頭の登場で一気に加速する裏世界の衝撃ですが、トイレから這い出てくる拘束男も今回観なおすと非常に気味が悪くてポイント高いです。傷だらけの皮膚のディティールも恐ろしいほど見えるので、これ以上ないほどHDクオリティが適切な映画だと感じました。

これが特典扱いだなんて勿体無いので、是非早いうちに単品販売すべきですねえ。