男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

アドベンチャーズ・オブ・インディ・ジョーンズ コンプリートDVD

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『魔宮の伝説』のテンションを久々に味わいたくて、DVDを借りてきました。インディのDVDは初めて観るのですが、『魔宮の伝説』はもともとフィルム・ソース自体が高品質という感じではなく(ワザとなのかなあ)、古い映画を観ているような雰囲気です。ビデオで観ていた頃とあまり印象は変わりません。もっとも、ディティールの再現はさすがに細かくて、元祖ムシムシ大行進も異様に細かく蛆虫だのが見えていやな気分倍増。

この映画はスピルバーグを意識して初めて劇場で観た映画でしたが、それを抜きにしても普通じゃないテンションと「どこが考古学者?」という巻き込まれブリが非常に好みです。前後の『レイダース』『最後の聖戦』とは明らかにタッチが違うんですよね。番外編みたいな感じ。
しかも、ショート・ラウンドというキャラクターが、キー・ホイ・クァンの演技力と相まってものすごく魅力的。ハリソン・フォードも当時は省エネ芝居じゃなかったと思うんですが、かすむかすむ。ジョン・ウィリアムズの音楽も快調すぎて、ショーティーのテーマなんかインディのテーマより盛り上がる。子供の頃観たせいもあるんでしょうが、完全にショーティーに感情移入して観るように構成されていますからねえ。数多くの危機がショーティー抜きでは解決されないあたりもR2-D2と並ぶ活躍ぶり。

大体序盤の飛行機から救命ボートで飛び降りる脱出プロセスからして無茶度が高くて、どう考えても助かるわけが無いのにOKになるあたりからもう後半のハチャメチャアクションへの布石完了って感じで。(救命ボートがその後落ちる崖の高さも、明らかに誰もチェックしてない感の強いべらぼうさ)

こういう冒険活劇丸出しの映画って少なくなりましたよね。