キングダム・オブ・ヘブン ディレクターズ・カット (Blu-ray Disc)
キングダム・オブ・ヘブン ディレクターズ・カット (Blu-ray Disc)
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2006/11/10
- メディア: Blu-ray
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とっくに発売されていたのですが、到着したのは今日。
発売した当初から極上評価だったのですが、自分の目で観て度肝抜かれました。WOWOWでの放送版もかなりの高画質でしたが(よく考えたら、この映画ってHDでしか観てないな)、桁違いの超ハイクオリティです。
圧縮形式はWOWOWと同様MPEG2なのですが、パッケージ・ソフトの意地を見せ付ける様な凄まじさです。
冒頭付近の寒々とした景色に舞う雪の質感や、一転して砂漠地帯の灼熱さなど、土地の熱量がストレートに再現されるのは非常に重要。それ以外にも超微細な皮膚感やかがり火の火の粉などの極小ディティールが逃さず再現されていたり、1080の高解像度が生み出す異様な奥行き感も素晴らしいです。
ディレクターズ・カットによってストーリーや人物の背景が非常にわかりやすくなっており、劇場公開版にあるダイジェスト感はほとんど感じられません。もともとリドリー・スコットが作りたかったのはこちらだというのは納得できます。まあ、190分超えの歴史超大作なんて商業的には現在では厳しいのかもしれないですね。リドリー・スコットも歴史映画ブームを作った『グラディエーター』を監督しているとはいっても、あの映画ですら2時間半ですもんねえ。
とにかく、今まで観たHDの中で頂点と言っても過言ではないクオリティなので、今後はこの映画の画質が基準になることは間違いないです。
因みにロスレスでの恩恵は得られなかったのですが、dts音声のクオリティも半端じゃないです。(まあ、WOWOWのAACと比べるのもアレなんですけどね)