シンデレラ
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2005/10/21
- メディア: DVD
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DVD発売時にレストアされたバージョンなんでしょうけど、気持ち悪いぐらい綺麗なビジュアルでたまげました。
傷とか色アセとかまるっきりなくなって、発色とか解像度とかつい最近作られた作品のようです。いや、CG全盛のご時世の最近の作品に比べれば、セルのタッチがそのまま再現されていたり、異様に描きこまれた背景など、かなり圧倒されるクオリティですね。大体6年もずっと製作してるなんて凄すぎる。
シンデレラ自体のお話は基本プロットしか知らなかったので、あの”ビビデバビデブー”とか歌いだしたときはびっくりしましたね(吹き替えだけど)。これがオリジナルなのかあ! という感じで。
シンデレラ・ストーリーと言われるぐらい鉄板のプロットですけど、シンデレラのキャラクターは想像していたものとは全然違っていて、意外に前向きでイケイケな感じなんですね。ねずみや鳥たちに囲まれてすでにお姫様状態ですし、チャンスがあればのがさねえという感じのアクティブさもあるしで、意外にあの継母たちに嫌われるのもわからないではない。
クライマックスのスケールが小さい割りに緊迫感あふれる展開と、なだれ込むようにあっという間にエンディングという流れは素晴らしいです。上映時間75分も子供たちが耐えられるちょうど良い時間ですね。
スタンダード・サイズを使い切った縦と奥行き(階段の高さの表現は凄い)の構図も非常に素晴らしいです。