The FOG - 男たち、野獣の輝き

大好きなセルマ・ブレアが出ているのですが、良くも悪くも今時のホラー映画になっている模様。

最近カーペンターの映画が次々とリメイクされているようなのですが、これがカーペンターの再評価になかなか繋がらないところが厳しい。特に日本ではカーペンターのネームバリューが皆無なので、宣伝すら難しい状況なんでしょうねえ。

これをきっかけに元々ソースはあるはずの豪華な仕様でDVDが再発売されるといいんですけどね。「要塞警察」にしろ「フォッグ」にしろ「ニューヨーク１９９７」にしろ。

以前「ニューヨーク１９９７」のリメイクをするなら誰がいいだろうねという話をしていたところ、

ヴィゴ・モーテンセンならバッチリだなという結論に達しました。

ただ、気品が漂ってしまうのが難点かもしれないですね。あとドジとか行き当たりばったりな行動などの、スネークの重要なポイントであるダメさ加減（知名度と反比例するトホホ感）がカート・ラッセルに依存している関係上、ここらをなくして新たなイメージを構築しないといけないかもしれないです。

もしかしたら、純粋に面白い映画として「ニューヨーク１９９７」が出来そうな予感もするのですが、それはそれで、「それは違うんだよな…」と思ってしまうのが哀しいカーペンター・ファンの性かも……。