パピヨン
脱獄モノも好きだし、マックィーンはさらに好きなのですが、子供の頃の印象が大変悪かったのを覚えています。
なので、今回WOWOWで放送したのを観るのが多分20年近くぶり。
ボクが好きな脱獄モノは「アルカトラズからの脱出 [DVD]」や「ショーシャンクの空に(asin:B0009DC7XQ)」のような感じなので、この映画の刑務所は湿気が多すぎました。あと、脱獄した後にシュールな南の島に漂流したり、尼さんに裏切られたりするので強烈に嫌な思いをしたのも原因かもしれません。*1
ただ、今回観直して見て、その撮影のダイナミックさや有名なゴールドスミスの音楽、ダルトン・トランボの容赦のないシナリオ、そしてマックィーンとダスティン・ホフマンの熱演がハッキリと伝わってきました。多分シネスコのノートリミングで観たのも大きな要因かもしれません。
あと、どうでもいいんですが、フランクリン・J・シャフナーって調べてみると「猿の惑星」とこの映画と「パットン大戦車軍団」など以外には「ブラジルから来た少年」とかぐらいしか撮ってないんですね。おっかしいなあと思っていたら、多分リチャード・フライシャーとごっちゃになっていたようです。(ダニー・キャノンとダニー・ボイルをごっちゃにしていたのと同じ)フライシャーも好きな映画を結構撮っているのですが、シャフナーはもっとパワフルでしっかりとした映画を作る人なんだと今回見直しました。ゴールドスミスと組んでいるのも大きいですね。
*1:脱獄の手段が緻密じゃないのも要因かも。やっぱり爪きりで穴掘らなきゃな。