メイキング・オブ・ブレードランナー
- 作者: ポール・M.サモン,Raul M. Sammon,品川四郎
- 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
- 発売日: 1997/03
- メディア: 単行本
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素晴らしい!
これほど「ブレードランナー」という映画に対しての疑問を解消して、好奇心を満たしてくれる本は無いですねえ。
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))」の映画化権取得から始って、ディレクターズ・カット版が公開される紆余曲折まで細大漏らさず読者の知りたいことを書き記されていて、大満足です。
カルト映画への章はとにかく面白くて、「ブレードランナー」の数多く存在するバージョンを経緯を交えて細かく細かく分析されているのが抜群に面白かったです。
ちなみにボクの「ブレードランナー」の歴史は
TBS「月曜ロードショー」で放送された寺田農吹替え版を観る。
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ビデオを借りて所謂「アメリカ公開版」を観る。
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ビデオで発売された「ブレードランナー完全版」で初めてシネスコ版を観る。
同時に借りた「ブレードランナー通常版」のノートリミングも観る。
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池袋文芸座で「ターミネーター」と同時上映を観に行く。初めてのフィルム鑑賞。オープニングの映像にたまげる。
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「ブレードランナー最終版」を劇場で観る。
といった感じです。
一番観ているのはやっぱり「アメリカ公開版」ですね。DVDで「最終版」が出てからはそればかりなので、久しぶりに「完全版」も観たいなあ。