男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

アンタッチャブル スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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結構久々に見直しましたがやっぱり超が付くほど傑作ですね。こんなにバランスが良くて気持ちが良くて燃える脚本は滅多にないですねえ。デビット・マメットは色々他にも良い仕事は多いのですが、これはピカイチ。

それでいてデ・パルマの良い部分もたくさん出ていて、極端なあおりショットの1カット処理や馬鹿みたいな広角レンズを使って背景を入れ込むショットも痺れます。

アンディ・ガルシアが颯爽と注目された銃の名手ストーンは美味しいところを全部持って行きますが、ひとたびカポネのデ・ニーロが画面に出てくるとこれまたごっそり持っていってしまう。レイジング・ブルに続いて脇役だろうとキチンと太って身体を作ったデ・ニーロは指を立ててまくし立てるカポネの仕草を見事に真似て(まあ、これで知ったのですから逆ですが)、俗に言うデニ・スマイルから一変してバットで部下を撲殺などの名場面まで揺ぎ無し。*1

あと、当然のようにエンニオ・モリコーネのかっこよすぎてちびりそうになる音楽も最高! 当時はオープニングなどのアクション・シークエンスで炸裂するピアノのクレッシェンドとストリングスに燃えたもんですが、だんだんと歳を取ると、メイン・テーマの哀愁漂うメロディに涙がでそうになります。

アンタッチャブル

アンタッチャブル

必聴!

*1:カポネのバット殺しは実話らしいんですが、本当は一度に順番に三人殺すという奇なり過ぎな逸話。順番って…恐怖感満点。