天使と悪魔
話題の「ダ・ヴィンチ・コード」の主人公ロバート・ラングドンが活躍する一作目。
やはりシリーズは最初から読みたいので、こちらから読みました。
凄い。傑作。
これ以上ないと思うほどボクのツボを突きまくります。
突然起こされて巻き込まれる主人公。
常軌を逸した破壊兵器。
科学と宗教の対立。
小説に有機的に結びついて知的な興奮を盛り上げる薀蓄の数々。
限定された舞台。
なのに特大のスケールの肥大。
そして、一日の話!
ガーンという感じです。
これ以上を望むのは酷だと思えるほど堪能しました。
全編危機また危機、冒険また冒険の連続なのですが、ラングドンが極めて史料価値の高い書物を扱うときの恐ろしいほどの細かさが燃えます!!(「太陽を盗んだ男」での原爆製造を延々みせる興奮に通じる)
「ヘラ! ヘラを使って!!」
ほんとに、こういうディティールが作品を高みに導くんだなあと痛感しました。