男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

スパイダーマン2★★★1/2

感動しました。(ネタバレあり)

徹底的にピーターのモテなさ*1加減が細かく描写されるので、中盤の「やってらんねえぞ」シークエンスと、復活シーンに感情移入しまくりでした。

高架線を使った大アクション*2と、助けられた乗員たちとの感動必至のやり取り!

「おれを倒してから行け」(画面奥にふらふらになって小さいスパイダーマンが立っているのが最高)

今回やたらとマスクを取って素顔をさらす場面が多いのですが、どれもこれも効果的でした。それもこれも「正義を行うための自己犠牲」を選択したピーターが報われる(観客的にも)ので、えっらい感動するわけです。

特にMJは途中まで尻の軽い女だな〜と思いましたが、ピーターを応援している身としては涙涙の展開でした。

あと、サム・ライミとしては前作がビスタサイズでしたが、今回はシネマスコープ! だったらこうだ! というシネスコ映像が爆発していて大いに燃えました。殆ど点みたいな小ささで摩天楼を飛びまくるスパイダーマン(これぞ映画)や、画面半分で崩壊を写して、残り半分で顔面を入れ込んでにらみを利かせるケレン味たっぷりの絵作り。ピーターのモテなさを象徴する小道具の黒ぶちメガネも効果的に使われていて、復活を決意するシーンの”メガネを落として握りこぶしを握る”ショットには(構図的にも)熱くたぎりました。

*1:「モテない」と「駄目」のボクとしての使い分けは、「駄目」なのは本人が駄目な事で、「モテない」は本人は駄目じゃないのに、タイミングとか運の悪さとかに拠ります。例:満員のエレベーターが閉まる直前に開くボタンを押して乗ってくるやつはモテないやつ。満員のエレベーターのドアが閉まる直前に腕を突っ込んでこじ開けるやつは駄目なやつ。ちなみに、満員でもないエレベーターで向こうから走ってくる人がいるのに閉まるボタンを押すやつは嫌なやつ。

*2:下の道路に落下してもあきらめずにスパイダーウェブを打ち込んでの引きずられアクションには燃えた!タコの人間ミサイルもキチンとフォローしたりして素晴らしい