男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

愛しのローズマリー★★★1/2

WOWOWにて。

すんごい良かったです。監督兄弟の作風から想像していたものと違って、ストーリーを聞いて想像したものに近い、かなりまっとうな映画でした(?)。

テーマである「人間は外見じゃなくて中身」だというシンプルかつ大切なものがかなり真摯に描かれている点が凄く好感をもてました。

主演のジャック・ブラック演じるハルも傑作「モテる技術」に登場するモテモテ男”ブルース”の言動を律儀に展開して見せて笑える。

また、ローズマリーを演じるグウィネス・パルトロウの演技力には舌を巻く。心の目に映るスリムなローズマリーを演じるときも、キチンと「デブ演技」をしているあたりが凄い。脇パイパイの分だけ腕を開いて歩いたり、重心がやたらと腰より下にかかってドスドスと歩いたり、絶品。
特殊メイクで太ったローズマリーになった時にもちゃんと同じ人に見えるところもさすがです。

パルトロウは毎度毎度見た目は好みではないのですが、作品の中ではいっつも好きになってしまう。これはやっぱり「魔性」のなせるわざなんでしょうかねえ。

ただ、一番重要なのは、軽薄にみえたハルが実際はユーモアもあってちゃんとした男だったということです。人間人の事を云々言う前に、「自分を磨いて」こそ何ぼだという事が大事なことだと訴えている。