男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

ランボー怒りのアフガン

そして、また3年経ってですね。僕は高校二年生です。もう分別のつく年齢ですよある程度。ただ、アクション映画自体もただのドンパチの時代ではなくなってきていて、同じ年に「ダイ・ハード」という新時代の傑作が登場する事になるんですね。まあ、ありていに言えば世代交代って感じですか。

観てて哀しくなるぐらいつまらないんですよ実に。一挙に観てもやっぱりつまらなくて、これは映画そのものが単品でつまらないんだと思います。

ハイランダーなどで、当時は期待されていたラッセル・マルケイが当初監督で、多分監督が撮影した部分もある(見てるとなんとなく分かる)んでしょうが、第二班監督から任されちゃったピーター・マクドナルド(悪いけど名前からして…)監督は、何とか映画を完成させること、つまり仕事をこなすことに終始していて、現場の混乱振りが映画そのものに反映されまくりです。

ホント見事なぐらいただドンパチしてるだけですから。ゴールドスミスのまたもややたらと燃えまくる音楽も空転しまくりで、やっぱり映画音楽はそれを活かす土台がないと空しいです。

ただ、クライマックスの国境を前にして、ランボーとトラウトマン大佐の前に現れる大部隊は笑えます。ホント意地の張り合いって感じで。トラウトマン大佐のどう考えても今までのバチがあたったとしか思えないボロクソな扱われ方も面白いですが。

二人の会話も笑えて。

(大部隊を前にして)

「どうする?ジョン」

「ファカム!!(「ぶちかませ」by戸田奈津子訳)」


決めセリフ!

ああ、あとお約束のランボーの自己治療(そういえば「怒りの脱出」はコレやんないなあ)。

わき腹に空いた穴に弾薬の火薬を流し込んで、恐る恐る手に持った松明を後ろから近づけて焼くんですが、その恐る恐る加減がなんか小さくて大笑いします。なんか、座薬を自分でさすときにプチびびってる感覚みたいで。案の定プルプル震えて耐えたりするスタローンがいいです。マッチョなのに。

まあ、とりあえず詰まんない映画ですよ。はははは。