男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

青い鳥

連ドラばっかり観ているんですが、お昼の「奥様劇場」で再放送しているのを観ました。

鈴木杏が10歳の時に出演して、そのあまりの可愛さで名をあげた作品のようです。果たして鈴木杏の可愛さは異常で、しかも誰よりも芝居が巧いんですなあ。

で、このドラマ、どう考えても鈴木杏とトヨエツが良い雰囲気の展開になるのですが、定石どおりその母親とトヨエツがくっついてあれこれとあるんです。そのくせ、イチイチ鈴木杏とトヨエツと鈴木杏の義父である佐野史郎との三角関係をたっぷりと臭わせる。鈴木杏の可愛さがやたらと説得力を産むんですが、やっぱりドラマはそんな展開を拒絶して世間の常識を照らし合わせるようにTBSナイズされた親子の逃避行へと突入(ここら辺「魔女の条件」と笑っちゃうぐらい同じなんですが。ああ、「魔女の条件」が後なんですが)。

が!

七章目で、突如掟破りとしか思えない展開を迎えます。(以下ネタバレ)


なんと、ヒロインが投身自殺! トヨエツ殺人罪で投獄!!

そして、八章目で、6年の月日が経っていやがるんです。


ここからは、なんと臭わせまくっていた、トヨエツと鈴木杏(残念ながら、さすがに6年後は演じられないので別の人に代わっています。これは後述)の恋愛へシフトしやがるのです。

これはもう完璧に脚本の野沢尚が「鈴木杏いいじゃねえかあ…」っていう妄想が産んでいるとしか思えない。それを6年後っつう掟破り(しかも「第二部」とか出て笑わせてくれますが)で本気でやっちゃったあたりが…

視聴者への欲求としてはかなりOKなんですが(個人的にですが)、いかんせん問題なのは、鈴木杏が肝心要のヒロインを演じられなかったこと。倉本みたいにホントに中嶋朋子が歳をとるのを待つべきでした(無理ですが)。代わりの女優さん(山田麻衣子とかいく人)は不幸です。どんなにがんばっても鈴木杏があまりにも可愛いので、どうやっても割を喰う。

実年月と同じく、放送からちょうど今年は6年後。

現在の鈴木杏が演じていれば……


良いかどうかは自信ないですけど。はははは。