ピンポン(再見)
DVDのセル・パッケージを貸してもらえたので再度観る。
やっぱり素晴らしく面白い。
で、今回は特典映像関係を初めて観る。
HDカメラ採用についてのコスト面などの話も面白かったが、やはり作品をよりよく作る事が前提になっているのがいい(これはCGメイキングを観ても同感)。また、ハイ・スピードの部分(スローモーション)はやはりフィルムを選択していたようだ。HDでここまで出来るのか?と吃驚していたが、やっぱり滑らかなスローはまだフィルムの方が上のようだ。フィルムでも、オプチカル処理(いわゆる擬似スロー)のギクシャク感と、純粋なハイスピード撮影処理とでは演出上大きな違いがあるわけなので、そういう意味でもベストの選択をしている。
とはいえ、やっぱり特典ディスクの目玉は宮藤官九郎監督脚本の「ティンポン」だろう。あのくだらなさは必見。そのくせキチンと笑わせまくるあたりも凄い。本編の映像が無造作に挿入されるのもやたらと効果的で、ただのDV撮影処理(実はHDとの映像比のサンプルとしても観るべき点は多い。やはり1/24と1/30の絵の質の違いは歴然としている)に対する違和感が笑える。
マジメにスマイルを演じているゲストのARATAもわかってる。