バリー・リンドン★★★

キューブリックは大好きな監督なので、彼の作品は何度も何度も見直している。ただ、この映画はビデオで一度観たきりだった。もともとコスチューム・プレイがあまり好きでないのと、長いから。

今回「キューブリック作品の中でもベストに推す人も多い」って何かで読んで借りてみた次第。

DVDで見直すとその発色の良さにびっくり。

こんなに綺麗な映像美だったんだと驚いた。キューブリックの移動撮影は相変わらずすばらしいが、安っぽくなりがちなズーム・ショットがやたらと効果的で流麗に思えるのも凄いなあ。

第一部は大好きなのだが、第二部になるとやっぱりちょっとダレる。

あと、メイン・テーマ曲として使われているシューベルトの曲が、「ナウシカが復活するときの音楽」として久石がパ○ってるもんだから、ずっと無意識にナウシカが両手を広げて金色の野に降り立ってる姿がチラつきました。ライアン・オニールが画面に映っているのに。