男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『メンタリスト』に夢中

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サイモン・ベイカーの大当たり役

スーパードラマTVでシーズン1からの再放送が始まったのをうっかり観始めたのが運の尽き、最初は結構適当に観ていたのですが、今やすっかり『メンタリスト』なしでは生きられない身体に。主演のサイモン・ベイカーにしても、『ランド・オブ・ザ・デッド』を観たときは「映画史上最も印象に残らない主役」と言ったり、『プラダを着た悪魔』を観たときは「あ、『ランド・オブ・ザ・デッド』のあいつだ」とか言いたい放題。何気にクロエが出演している日本未公開映画でも主役をはっていたりして、個人的にやたらと縁があったのは、ある意味運命だったのかもしれない。

それぐらいこのドラマでの彼は魅力的。

シナリオの作りやキャラクター造形も実に面白いんだけど、やっぱりそれを支えているのはサイモン・ベイカーの憎めないニヤケ面。これに尽きる。

元インチキ霊能者だけど、妻子をレッド・ジョンという連続殺人鬼に殺されたことによってCBI(重要犯罪専門の警察みたいなもん)にコンサルタントとして協力。思い過去を背負っていたりする割には、普段は「飄々」と現場を撹乱して事件を楽々と解決してみせる。周りからしてみたらたまったもんじゃない存在で、実際周りの人間は振り回されまくりなんですが、そこをあのニヤケ面のニクメナイン効果で切り抜ける。それでいて人間の機微には敏感で、優しさあふれる行動もみせるので、視聴者もすっかり虜というカラクリ。

ミステリーの面白さとしては、常にハッタリと洞察で事件を解決する手段でしょうね。これはなかなか新鮮で楽しい。反面あっと驚くようなトリッキーな仕掛けは最初から放棄しており、主人公ジェーンと周りの仲間、そして事件の関係者たちとのユーモラスな駆け引きを主体にしているのは正解。

ギチギチな緊張感にあふれるドラマや映画も楽しいけど、こういうある意味「ゆるい」一話完結式のドラマは観ていて肩肘張らずに楽しめるし、実際にはこういったシナリオも一筋縄では書けないのも事実。

というわけで、まだまだ続くシリーズは、現在アメリカでシーズン4。日本でも5月からシーズン3が放送されるということで、たっぷりと楽しめます。

ただ、この調子だとあっという間に観終わってしまって、お約束の欠乏症が発生しそうだなあ。


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1〜3話まで収録された一枚目はこちらには収録されていないのでご注意。BOXには4枚に20話収録されている大盤振る舞い。レンタルでは枚数をかせぐために収録数を減らしているようですが、セール品ではブルーレイの大容量を活かしての収録が素晴らしい。

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なのに、セカンド・シーズンはブルーレイ発売無しの模様。いい加減にしろよ。


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ちなみにこちらがクロエの未公開映画。ニヤケ面は封印。