『輪るピングドラム』最終回 - 男たち、野獣の輝き

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キングレコード (2012-01-25)
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切ないけどベストな結末

毎週楽しみにしていた『輪るピングドラム』が先日最終回。

中盤までは謎また謎（ギャグまたギャグ）の展開だったのが、2クール目からは一転してシリアスなテイストが前面に押し出され、過去の謎も絡み始めて物語への吸引力が凄いことに。それでもキチンとペンギンのギャグは毎度面白いってのも恐ろしい。

監督のインタビューなどを読んでいて「実に大人だ」というのがボクと奥さんとの認識だったので、謎を謎のままほうっておくという（これはこれで一つの手法としてありはありなんですが）無作法なことにはしないだろうと思っていたとおり、一話目やオープニング＆エンディングで完全に伏線などを張り巡らした周到な作品だったことが何よりも嬉しかったです。

それでいて最後の最後までどうなるのか分からなくて引っ張るんだから大したものです。

しかも、実に切ないながらも筋の通ったベストな結末になったのは感動的ですらありました。

ブルーレイも来年の5月まで発売されますし、3月には池袋のナンジャタウンでコラボ企画などもあるようで、まだまだ楽しませてくれそうです。