『ジュリー&ジュリア』★★★
安心のノーラ・エフロン印と、やっぱり上手いメリル・ストリープ
飽きもせず『マディソン郡の橋』を観ていたら、奥さんが「メリル・ストリープなら『ジュリー&ジュリア』観れば」と賢明なアドバイスを。
『ユー・ガット・メール』のノーラ・エフロンが監督だというので、「それなら面白そうだ」と早速観ました。
さすが、ノーラ・エフロンが脚本監督だけあって、実に安定した作品。面倒くさいトラブルなども殆ど起こらず、ゆったりとした気分で観ていられます。
そして、ジュリア・チャイルドに扮したメリル・ストリープがすっごいキュートで最高におかしい。比較動画を観たら、笑っちゃうぐらい本人をトレースしていて、さすがです。
ストーリーはブログでジュリア・チャイルドのフランス料理レシピ本を毎日全部作って紹介したジュリーを描いた現在編と、ジュリア本人を描いた過去編を交互に描いていく手法。目新しい手法ではないですが、いちいちスーパーなどを出したりすることなく観ていて自然に過去と現在の区別がつくあたりはなかなか巧い。
そして、この手の映画に一番大事なフランス料理を始めとするごちそうのシズル感が最高。間違いなくお腹が空きます。ははは。
アメリカでは超有名な人みたいですが、かなり雑なスタンスが大笑いできます。