『失恋ショコラティエ』1〜4巻を読みました。すんごい面白いです
ギャグはやっぱり重要
ここ数年の命題である「ギャグ」
娯楽指数の高い作品を構成する娯楽要素の中でも飛び抜けて重要なのは「ギャグ」だと最近考えています。「ギャグ」だと軽薄なイメージがあるので「ユーモア」と言い換えてもいいし、「くすぐり」と言い換えてもイイ。要するに「あはは」と笑ってしまう要素だ。
もちろんシリアスな方向性を目指している作品には必要でない場合があるが、恐らく98%の娯楽作品には必要とされるはず。才野たちも最初の作品『最後の世界大戦』を読んだ編集長に「君たちの作品にはギャグがないね」と指摘されたぐらいだ(だからこそ、F先生もA先生も恐ろしいほどギャグが面白い作家になったのだろう)。
まあ、余談はおいといて。
今回最新巻の4巻が出たので奥さんが全巻まとめ買いしたのをきっかけに、前から彼女に勧められていた『失恋ショコラティエ』を一気に読みました。
これがまあ「面白い」んですよ。作者の言うところの『フツーの漫画』らしく、登場人物がほぼ片思い状態だったりするし、いつまでも未練がましい主人公の男が、それでいてセックスフレンド(?)的な女性とも関係をちゃんと持ったりするんですけど、そういうストーリーの中に放り込まれる絶妙の『ギャグ』が非常に面白い。
ストーリーの続きも気になるし、作品の肝である「チョコレート」も死ぬほど美味しそうだったりするのも高ポイントなんですが、なんつっても「面白い」のが素晴らしい。
他の作品もぜひ読んでみようと思います。