男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

スター・ウォーズブルーレイBOXレビュー『ファントム・メナス』を観ました

ジュヴナイル

個人的に結構好きな『ファントム・メナス』。1999年の夏に劇場で公開されたときは、意外に日本中がスター・ウォーズフィーバーになっていたのが驚きで、日本の若者もこういう「ノリ」を盛り上げるお祭り根性が備わってきたんだなと感慨深いものがありました。とはいっても熱しやすく冷めやすいのも日本人の特質なのか、『クローンの攻撃』の時にはシラーっとしたムードでしたけど。

思えばその2年前に『特別編』で旧三部作が一挙に劇場で公開されたのも大きかった気がします。ボク個人も『一作目』を劇場のスクリーンで観られたのは感激でした。

初日の劇場は超満員で、ダース・ベイダーのコスプレをした人がいたのを覚えています。

一般的には不評な『ファントム・メナス』ですが、若き日のオビ=ワンが主人公だったり、師匠のクワイガンが大好きなリアム・ニーソンだったりしてツボです。中でも一番琴線に触れたのは、アナキンがガキだったことです。今回観直すと明らかに「カリスマ不足」なんですが、それはヘイデン・クリステンセンが致命的な「カリスマ不足」だったので伏線とも言えるか。逆に考えればこの時のアナキンに「カリスマ」を感じさせられなかったから、仕方なくヘイデンにしたのかもw

ファントム・メナス』は子どものアナキンが宇宙に飛び出して大冒険を繰り広げるというプロットが好きなのです。

ただ、今回観直すと、意外にアナキンは脇役に過ぎなくて、やっぱりメインのキャラはオビ=ワンだったりするんですね。まあ、ジャージャーもいたりして散漫なストーリーだなあと感じますので、やっぱり不評なのも頷ける。

それでもポッド・レースのシーンに登場するジャバが異様に面白かったり(寝てんじゃねえよ!)、ダース・モールがシリーズで唯一「強そう」な動きを見せてくれたりするから楽しい。(でも、ダース・モール呆気なさすぎだよ!)

以前からこの『ファントム・メナス』だけは画質のよいメディアがなく、ハイビジョン放送においてもどこかモッサリとした画質だったのですが、今回のブルーレイは目も覚めるような高画質に生まれ変わっています。タイトルバックの星の数からして桁違いに鮮明に増えて見える。

まるで番外編のようなイメージすら漂わせる『ファントム・メナス』ですが、やっぱりボクは嫌いになれない作品です。