『モールス』★★★1/2
やっぱり良い劇場は良い
『ぼくのエリ』のハリウッドリメイク、『クローバーフィールド』のマット・リーヴス監督最新作、スティーヴン・キングの2010年でNO.1に選んだ映画、などなど、色々と売り文句はありますが、何と言っても
ですよ、ああた。
というわけでTOHOシネマズ六本木に観に行ってきました。公開三日目ですが日曜日ということでスクリーンは少し小さいところに移動していました。朝一番の回でしたが客席は8割ほど埋まっていました。チケットを購入するときにすでに午後の回は混雑していますの案内が出ていましたので、最初に週としてはいい成績が残せそうですね。
2月に発売されたアメリカ盤ブルーレイで何度も観ているんですが、劇場のスクリーンと音響設備の醍醐味を堪能しましたよ。
鮮鋭感もバッチリですし、中庭のシークエンスで重要な役割を果たす琥珀色の照明設計も素晴らしい。また、緻密極まるサウンドデザインが明確に再現された音響も絶品で、家の中途半端なシステムではまだ全然拾いきれていない音が大量にあるのには驚きました(ヘッドホンでも拾ってない)。クロエの腹の虫があんなに鳴っていたなんて!!
また、劇場の静寂空間で観ることを前提としたノンモン(無音)のシークエンスが最高。緊張感がたっぷりで、受動的にダラダラ観に来ているような人間に活を入れるような緊張感を醸し出していました。
あと、エンドクレジットの真っ白な画面。あそこでジアッチーノの感動的なスコアが流れると、スクリーンで観てよかったなあと感動しました。
クロエの映画はアメリカではコケるけど、日本では大当たりするというジンクスを作るためにも、ぜひ皆さん劇場に行って観ましょう!
《『LET ME IN』アメリカ盤ブルーレイの感想&クロエ写真集はこちら》
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日本盤のサントラ出てたんだ!
・・・
オリジナルも傑作。
原作も映画にはないエピソードてんこ盛り。こちらも傑作です。