男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『マイティ・ソー』★★★

ハーレクイン?

正直言ってまったく期待せずに観に行ったら、意外に(失礼)楽しめて驚いてしまった。今度からは浅野忠信の真似をして「You did」って言おう。

ストーリーも原作の知識もまったく無いに等しい状態だったんですが、まずあいつらが宇宙人(?)みたいな設定なのが驚きでした。地球の人間が勝手に神話にしてるだけで。まあ、本人たちもそういう自覚はあるようですが。ははは。

気に入ったのは、ナタリー・ポートマン演じるジェーン・フォスターという天文物理学者が男性に免疫がない奥手な女性という設定。文字通り空から降ってきたマッチョなイケメンとロマンスっていうハーレクイン的なストーリーがなかなか面白い。
また、地球での舞台がどれだけ低予算なんだよというぐらいド田舎の町ってのも個人的に面白かった。地面に突き刺さって抜けないハンマーを見つけた住民がお祭り騒ぎでコンテストみたいなのを初めているエピソードは大笑いしました。お約束のようにバーベキューを焼いていたりするあたりの茶化した感じが、イギリス人のケネス・ブラナーっぽかったなあ。

ストーリーがまったく予想通り展開するのも凄い。まあ、ソーが二回も車に轢かれるという天丼ギャグは悔しいけど爆笑しましたが。

レネ・ルッソも久しぶりに観たけどあんまり変わらないのねえ。アンソニー・ホプキンスが殆ど寝たきりになる省エネ仕事も微笑ましい。


それにしても『スター・トレック』のカークのオヤジぐらいしか見覚えのないクリス・ヘムズワースがあんなに筋肉野郎だったのにも驚きましたし、意外に主役の風格があるのもびっくり。あんなに脇役面なのになあ。キャスティング良い仕事ですな。

段々『アベンジャーズ』とかいう『大甲子園』映画の全貌も見えてきたので、個人的に期待しているジョー・ジョンストンの『キャプテン・アメリカ』も楽しみだ。