元ジャーナリスト,中子真治氏 ブレードランナーを語る
いやああ、素晴らしいよ。食い入るように観てしまった。
中子真治氏の『SFX映画の世界』は映画を好きになったかなり初期に手に入れて、ご多分にもれず熱読したもんです。
この「現場感」は本当に感動的ですらある。
それにしても、ロブ・ボッティンが当時関わっていた『物体X』も『E.T.』に惨敗しているわけで、あの記録的興行の裏ではさまざまな功罪を生み出しているんだなあ。子どものころは全然分かんなかったけども。逆に言えば、ボクが劇場へ観に行ったのも『E.T.』だけだったわけで。
『物体X』も『ブレードランナー』も興行的に惨敗したことがカルト化への一因であるという指摘は鋭い。でも、どちらの作品もそういうことを意識していない時に見て、『E.T.』なんかとは比べ物にならないほどのショックと影響を受けているんですから、やっぱり作品個々が持つ力も強いと思う。
ああ、リック・ベイカーへの依頼が『ゴリラのぬいぐるみでの出演』ってのは大笑いした。リドリー・スコットも所詮はオタクなんだなとジーンとしたよ。
それにしても『ブラスター』の復刻への執念と熱意はすごいなあ。ボクも観た当時ご多分にもれず(笑)発泡スチロールで作りましたよ。テレビの輝度を最大にして、あの場面(唯一のアップ)を一時停止して。だからのあの「on off」のスイッチの再現は涙がちょちょぎれる。ははは。
ああ、『ブレードランナー』観たくなってきた。
やっぱりヴァンゲリスのエンド・タイトルはこのバージョンばっかり聴いてたから耳に馴染むなあ。でもこのロングバージョンってどうやって入手したのかさっぱり記憶にないんだよなあ。パソコンなんか持ってない時代だから当然ネットで入手できるわけでもないし……
本編のバージョンも大好き(個人的には刷り込まれた劇場公開版の流れが好きかな)。
待望のサントラ盤のバージョンも大好きでよく聴いてた。
でも一番聴いてたのは、初めて買ったサントラのコレw
久しく聴いてないけど、今聴くとどんな感じなんだろう。久々に引っ張り出してみるか。でもカビてそう。25年ぐらい前のCDだもんなあ。実は初めて買ったCDだったりする。
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