男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』三部作がブルーレイ化

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史上最高のバトル

リー・チンチェイが復活を遂げた、ツイ・ハークの傑作三部作がブルーレイ化。と言っても、今の人たちはリー・リンチェイというよりも、ジェット・リーと言ったほうが馴染みがあるでしょうし、『少林寺』の子供だった頃のリンチェイ(今も見た目は子供ですが)は知らないかもしれないですね。

リンチェイが実在の武闘家であり医者のウォン・フェイフォンを演じるこのシリーズですが、何と言っても第二作の『天地大乱』が傑作すぎて、日本ではシリーズということを隠して公開されたぐらいです。一作目の『天地黎明』はカット盤が流通していましたが、今回はちゃんと134分の長尺になっているようです。

一作目も三作目も最高に燃えるんですが、とにかく二作目の『天地大乱』は普通じゃなくて。

作品自体のクオリティも非常に高いのですが、この二作目を飛び抜けた傑作にしているのは、やはりドニー・イェン演じるラン提督の存在です。彼とリンチェイの壮絶過ぎるバトルは今や語り草で、数多ある映画内バトルの中でも「屈指」の凄さです。物語の構成上の『燃え』方においてもなかなか例を見ないほど激燃えの展開。

ドニー・イェン自身のバトルには他にも凄まじい物が数多くありますが、リンチェイが加わることによって生じた共鳴現象が強烈で、やはり達人同士の戦いが素晴らしいものであることがよくわかります。

現在のDVDはあまりクオリティが高いとは言えないので、ブルーレイでどれだけの物になっているか楽しみです。


中盤のバトルでこのテンション!