江戸東京たてもの園に行ってきました
実際に中を見られる楽しさ
宮崎駿監督が『千と千尋の神隠し』でこちらの銭湯を美術の参考にしたという話があり、その頃から奥さんが行きたいなあと言っていました。
今日の午後に時間が出来たので、じゃあ行ってみようよということに。
現在27の江戸時代から昭和初期の建造物を移築して屋外展示してあるのですが、まさか建物の中まで見られるとは思っておらず、二人で俄然テンションが高くなりました。
一部スロープや手すりが増築されていますが、基本的に当時の建物をそのまま移築しているので、当然経年劣化などがそのまま柱や床に残っているのですよ。それを玄関から靴を脱いで「お邪魔」して色々と見て回れる。これ最高。
もちろん手を触れてはいけないモノもありますし、入ってはいけない場所もあるのですが、そこはプレートが置いてあったりするぐらいで基本的にはほとんどフリーになっているんです。リビングの椅子なんかも座ったりしてもいいようで、平日でガラガラだったこともあって二人で本当に楽しく過ごせました。
土日や夏休みなどで来場者が多いと、昔の家屋だけに通路が狭いなどのせいで混み合うのが辛いかもしれません。これは本当に平日にブラっときたのが良かったなあと。
江戸時代の農家なども素晴らしくて、あの屋内の暗さや、本当に日本家屋は涼しいんだなと分かったのは発見でした。湿気むんむんだったのにも関わらずひんやりとしているんですよ。奥さんなんか「クーラーがついてるんじゃないの?」と思ったぐらい(ついてません)。
縁側や廊下の作りなど、昔よく遊びに行っていた田舎のおばあちゃん家を思い出して懐かしかったぐらいです。
下町のゾーンになると昔の店舗が建ち並ぶ商店街のような雰囲気になっており、それぞれ商品がいっぱい並べられているところは大変興味深い展示でした。
一番奥にデンと建っていたのが先に書いた銭湯で、これまた風情ありすぎで最高。昔田舎でよく通っていた銭湯を思い出したりしました。むちゃくちゃ深いんですよね、湯船が。子供の頃足が着かなくて怖かったもん。
立地が大きな公園の中と言うこともあって、静かで自然がたくさんあり、行くだけでも楽しい場所でした。
おすすめです!