男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『ある日どこかで』ではチケット予約が必須か


《「午前十時の映画祭」開幕、「ショーシャンクの空に」などが好調な出足》

東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズでは、6日・7日の上映がともに5日の段階でソールドアウト。両日ともに12時55分の回を追加して1日2回上映としたが、いずれもほぼ満席という盛況となった。

追加上映をしているというのも驚きですが、それでも満員だったって言うのは恐ろしい。

『消失』に夢中になっている間にこんな事になっていたなんて。

ただ、来週の27日からはいよいよ今回の映画祭の中ではトップクラスの注目作が始まるんですよ。


リチャード・マシスンの原作を『ジョーズ2』のヤノット・シュワルツが監督して映画化した作品。アメリカでもコケて、日本でもすぐに上映が終了した作品なので、フィルムで観ている人間自体が少ないはず。これをニュープリントで上映するってんだから絶対に見逃すわけにはいきません。


27日は『消失』のリピーター特典を得るためにもう一度『消失』を観に行くので、28日に奥さんと行こうと思っているんですが、チケットの予約が出来るかどうかドキドキしています。

さて、『消失』が大好きな皆さんにもこの映画はオススメなのです。

SF的なプロットをつかい、究極と言っていいほどセンチメンタルなストーリーが展開し、パガニーニの音楽やジョン・バリーのサントラに彩られ、美しくも哀しいラブロマンスになっている。

『消失』を観に行って感動している皆さんで未見の方は、機会があったらぜひ観てください。


先日ムービープラスHDで放送されたHD版もクオリティが高くお宝モノでした。


ある日どこかで (創元推理文庫)
リチャード マシスン
東京創元社
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リチャード・マシスンと言えば『トワイラト・ゾーン』や『地球最後の男』(アイ・アム・レジェンド)、そして『激突!』の原作者として有名ですが、後年はこういったロマンスも幾つか発表して高く評価されているんですよね。

マシスンの長編小説デビュー作。人類が吸血鬼と化した世界で、主人公一人が孤軍奮闘すると言う、後世に与えた影響をあげればキリのない傑作。


スピルバーグのドラマも傑作ですが、原作も素晴らしい。