男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

爆弾といえば

MASTERキートン (4) (ビッグコミックス)

「穏やかな死」は爆弾処理の名作


64回の爆弾処理ミッションを成功させてきた伝説の兵士、休暇目前のミッション中に戦死

《GIGAZINEさん》 《AKさん》

と言う記事を読んで、ご冥福を祈りつつも、たびたびネタにしているキャサリン・ビグローの『ハート・ロッカー』が観たいなあと。


ついでに、個人的に『爆弾』が印象的なガジェットとして用いられている作品を幾つか。


<根本的なネタはネタバレしないつもりですが、観たり読んでない人は読まない方がいいかも>


ジャガーノート [DVD]
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「赤か白か」の原点と言われる映画です。豪華客船にしかけられた爆弾を解体する映画で、この映画が凄いのは「本当に解体するだけ」で殆ど映画が構成されている点です。今観ると少しタルかったりしますが、緊張感は相当ですし、なにより”爆弾解体”を題材に持ってきた功績は大きい。



サンディエゴの十二時間 (ハヤカワ文庫NV)
サンディエゴの十二時間 (ハヤカワ文庫NV)

マイクル・クライトンが別名で発表した初期の作品で、自身の監督でテレビムービーにもしていました。「ふたつの液体が融合すると爆弾になる=バイナリー爆弾」の原点。さすがマイクル・クライトンと言わざるを得ないような畳みかける展開と、衝撃的な爆弾の仕組みが最高です。あんな短いページ数なのに無茶苦茶緊張します。



太陽を盗んだ男 [DVD]
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15分以上延々と続く「原爆製造」のシークエンスが何と言っても熱すぎる。理科の教師が一人で(自宅で!)原爆を製造していく過程はとにかく緊張感抜群。一つ一つの工程が常に被爆と隣り合わせという究極の恐怖が絶品。外国の映画では絶対に味わえない部分でしょう。



エグゼクティブ・デシジョン [DVD]
エグゼクティブ・デシジョン [DVD]
キャストや地味なスタッフのせいで知名度は低いですが、その手のファンにはこたえられない超傑作。いまだに続く『ダイ・ハード』フォロワーの中でも、この作品が頭一つ飛び抜けているのは、まさにクライマックスの爆弾処理のシークエンスがあるから。考え得る最悪のピンチが幾重にも重なり合う中で敢行される、多重構造の爆弾処理へのアタックは唯一無二にして究極。あれは本当に燃える。『ダイ・ハード』フォロワーなのに、一人のヒーローではなく登場人物がすべて際立っている点も傑作。



エイリアン ディレクターズ・カット (2枚組 プレミアム) [DVD]
エイリアン ディレクターズ・カット (2枚組 プレミアム) [DVD]

なんつっても、ノストロモ号の自爆装置の「陰湿さ」ね! 10分以内なら解除可能で、ソレを過ぎたら解除不可能だから10分で退去。無茶苦茶サスペンスフル! なんでそんな機構なのかはどうでもよくて、エイリアンがそれに絡んでくるから、孤立無援になったリプリーの緊張感が半端じゃないです。子どもの頃緊張しすぎて膀胱破裂寸前でした。



ゴージャス★アイリン (愛蔵版コミックス)
ゴージャス★アイリン (愛蔵版コミックス)

そして、オーラスは荒木先生の『バージニアによろしく』。宇宙船に仕掛けられた爆弾を解体する短編。荒木先生ならではの危機また危機が最高です。家事用ロボっとクラウドがカッコイイ!


ってな訳でまだまだあるでしょうけど、とりあえず印象に残った作品をつらつらと。