男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)

そういう分裂か

遂に現在刊行されている最後の巻を読み終わってしまいました。事前に上下の「上」で終わると知っていたので覚悟は出来ていましたが、下手したら「上中下」ぐらいになるんじゃないのかと思えるほど序盤で終わりましたね。しかも、長門が○○だなんて。

前々作、前作あたりから顕著になってきた「非現実な」キャラがまたぞろ登場してきたのは正直ぐんなりなんですが、2年生に進級することで同じ事を繰り返しても仕方がないという解釈も出来ます。いっそのことメインのストーリーはこの大長編で完結を迎えても良いんじゃないかとも思います。後は番外編というか短編をいくらでも作れる作品なのですから。

アニメの方も第二期が絡んできて(たぶん)盛り上がってくると思うので、角川としてはこれを機会に一気に小説の方も攻勢をみせてもらいたいもんです。

作品にもまた少しトリッキーな仕掛けが施されており、途中でストーリーが分岐(分裂)して、ページの組が上下に少しずれる。最初「なんでこんなに空いてるんだろう?」と不思議だったのが、途中で解決したのは面白かったです。あそこらあたりも含めて大がかりな仕掛けがあるかもしれないですね。

何はともあれ折角2年間も待たなくて良かった身分なので、ここはすぐに『驚愕』を出版していただきたい。

(間に短編集を挟んだりしても、まさに驚愕なんですが)