男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

涼宮ハルヒの憂鬱 第三話

涼宮ハルヒの憂鬱 2 通常版 [DVD]
み、未来人!? ちょ、超能力者!?

衝撃の引きで終わった二話目から引き続き、ものすごいパースと構図とビジュアルで延々と長門の独白。台詞と適度に同調しない文字処理の画面が交錯する異様な演出で幕を開ける今回の第三話は、ストーリーが急転。1クールだからそれほど長くないはずだけど、それでも3話目でこの展開ですか。キョンは「さっぱりわからん……」と匙を投げていたけど、さすが子供の頃から実はそういう願望が強いだけあって、飲み込みが早いのが面白い。語り部であるキョンが重要なファクターになっているけども「普通の人間」とちゃんと設定が再確認されているのも心強かったです。
新たに登場した人物もすんなりと超能力者であることを認めて、属する機関の存在まで提示されたにも関わらず、ミクルがメイド姿でお茶をもってくる展開が大爆笑。それでも当のハルヒが部室に顔を出さないというちょっと薄気味の悪い終わり方がまた印象深い。

中盤の”部活”シークエンスもかなり面白くて、長門の本好きがホントにただただ好きなんだということがわかったり、ハルヒが「殺す」と脅してきたり、ジュースをジュルルルと飲みあげたり、ヌシヌシとしか形容のしようがない歩き方でさっていったりと、隙間無く笑わせてくれました。

それでいて、『ウルトラセブン』みたいに場違いにのどかな音楽が流れる演出が炸裂する、ミクルの「告白」シーンも良かったなあ。全体的にレンズ効果や構図が極端なモノが多くて、実相寺のウルトラマン・シリーズを観ているようでした。


それにしても、皆が口をそろえる”3年前”というキーワードは非常にそそられます。中学高校という人生でもっとも充実した時期は3年単位で区切られていますしね。個人的にもツボの設定です。


と、いう具合にすっかりのめり込んじゃってる訳ですが、問題は

「このまま一週間に一本ずつ観ていては耐えられそうにない」

ということです。

なぜならこのままちんたら見続けていたら、いつどこで重要なネタバレを目にしてしまう耳にしてしまうかわからないからです。相当時期はずれなだけに、そうなってしまっても全くおかしくない状況に居ることは間違いないですし(逆に言えばよく今まで目にしたり耳にしなかったもんだ)。

早いうちにDVDで全巻借りて一気に観る。そして一気に原作を読む。

このパターンしかない。