男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

今日観た映画

ムービープラスで放送していたのですが、やったらと高画質で驚きました。元々美しい撮影の映画なのでソースが非常に良いのかもしれません。

冒頭付近で勃発し、観客に冷水を浴びせかけるクラッシュ・シーンが真っ先に話題になってしまう映画ですが、本編自体は各シークエンスが非常にゆったりと展開するドラマなので、今の方が精神的に楽しめました。

クリスマスが近づくと反射的に観たくなる映画です。
相変わらず傑作中の傑作ですが、最近こういう伏線が綺麗に回収されていく良質のアクション映画が減りましたよね。まあ、この映画ぐらい見事に巧くいっている映画も珍しいんですけどね。

ポール・トーマス・アンダーソンの映画の中では一番のお気に入りですが、観直せば観直すほど不可思議な魅力がなかなか理解できそうで出来ない……。全く有機的に繋がらないドラマが力尽くで絡み合っているようで、脈絡なくロマンチックなシーンが挿入される。と油断していたらフィリップ・シーモア・ホフマンが登場して迫力満点の口げんかが始まったりするし。
癇癪持ちの人間にしかなかなか理解できない主人公のキャラも好きだなあ。
HDクオリティとしてはまあまあですが、ロングでビシっと決まったシネスコ画像はHD画像だと栄えるなあ。

ファインディング・ニモ(ウォーリー特典付) (数量限定) [DVD]

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『ウォーリー』熱を紛らわせるために、アンドリュー・スタントンのデビュー作であるコレを観直しました。劇場で観たときは疲れていた所為で途中眠ってしまうと言う痛恨の思い出があります。
広い海を大冒険する父親と、狭い水槽でこれまた大冒険する息子という二重構造が観ていて飽きさせないですねえ。最初観たときは健忘症の魚(名前忘れた…)が、正直「うざかった」んですが、今回もやっぱり少々「うざかった」です。ははは。
でも、やっぱりこの映画はデビュー作だけあって保険がやたらとかけられているような印象もあります。「泣かせ」要素も過剰ですし。『ウォーリー』ではやっぱり思う存分やっているような気がします。