少女ファイト(1) (KCデラックス)
背が高くて漫画描いてて頭が良くて昔デブって……最高だよ!
日本橋ヨヲコは『G戦場ヘヴンズドア 1集 (IKKI COMICS)』を読んで以来ですが、こちらも無茶苦茶面白くて大満足です。キャラが多くて混乱するかと思いましたが、描き分けが結構キチンとしていて非常に楽しめます。
中でも一番のお気に入りは小田切学。このキャラが最高に好みなのですが、それを抜きにしても狂言回しとして大変よく機能していると思います。
倶楽部漫画の基本はその世界に縁のない人間が入部するところから始まるわけですが、今回はその役割を彼女が担っていて、丁寧にバレーの世界に没入させてくれます。
ちゃんと練習のシークエンスも盛り込まれていて、明らかにどうでもいい脇役だと思っていたキャラまで全員ちゃんと意味があったりして目が離せません。
また前作も現在では短いといえる「3巻」で完結していながら、大変濃密な作品だっただけに、今回も一巻あたりの密度が非常に濃くて、ダラダラとスカスカの話ばっかり続く最近の漫画は見習って欲しいもんです。
続き読みたいなあ。