男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

ヒストリー・オブ・バイオレンス [DVD]

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クローネンバーグが本来の持ち味を出した妙な映画。『フロム・ダスク・ティル・ドーン』などでお馴染みの男二人組みによる殺人ドライブがまさかの結末を迎えるあたりから、全編抑揚を抑えに抑えたテンポで淡々と進むホントに妙な雰囲気の映画でした。ヴィゴ・モーテンセンもよかったのですが、兄役のウィリアム・ハートが殺しに失敗した部下に切れて蹴りをいれるあたりは最高でした。

「失敗するか普通!!??」(意訳)

椅子を回転させてまで決まったと思い込んでいただけに、あの怒りはなかなか的確。

エド・ハリスも少しだけの出番にも関わらず、恐ろしいほどドスが効いているあたりが、”暴力=ドンパチ”じゃないことを痛感させてくれますね。

上映時間が実質90分なのも凄くよかったです。