リンダ リンダ リンダ オフィシャルブック

リンダ リンダ リンダ オフィシャルブック

想像していたよりも小さくて、コンパクトな本でした。内容は写真集が半分と、山下監督のインタビューが半分、そして脚本家の二人の対談。ファンブックというニュアンスからはかなりかけ離れた後半部分が個人的な目的には完璧に合致していて良かったです。山下監督がボクと同じ”ロードショー派”だったのも嬉しかったです。まあ、話題になっていた『シェルタリング・スカイ』の頃はもう買っていませんでしたが。”尾崎さん”こと山本剛史との出会いがやけに共感できました。
脚本家二人の対談では初稿段階での設定やオミットされた設定などが細かく記されていて、こちらも資料的価値が高いですね。山下監督のこだわりでも”童貞イズム”が女性でも同様にあったという話は笑えました。（恵は実は処女で響子は経験豊富、望みは喪失済みなどなど。ソンは不明ってのも実に”らしい”）