テキサスの五人の仲間
BShiにて
ポーカー・ゲームを題材にした西部劇です。『銀と金』でもスリル満点に描かれる”上限なし=青天井”のルールを利用した駆け引きがストーリーの肝ですが、ハラハラドキドキというような種類のモノではなく、観ている側が楽しい気分になる映画です。
もっとも、その観客の感情をもラストのどんでん返しのフリになっているのが曲者ですが。
ただ、折角のどんでん返しもイマイチ切れ味の悪い(冗長?)所為で、勿体無いなあという感じではあります。
それにしてもヘンリー・フォンダって結構イメージが勘違いされているような気がしますね。見た目も冷静に見ると全然善人面じゃないですしね。ジェームズ・スチュアートはアメリカの良心というようなイメージが名実共にしますが、ヘンリー・フォンダは間違いなく個性派俳優だと思いますし、どっちかというとフィリップ・シーモア・ホフマンなどの系統に属すると思います。