映画秘宝3月号
ベストテンは一位『キング・コング』、二位『宇宙戦争』ということで納得の順位でした。
本編をまだ観ていないので読めないのですが、『ミュンヘン』特集はかなりよさそうです。
併せて収録されている尾崎一男さんの「スピルバーグのヒストリー・オブ・バイオレンス」にはかなり共感! 見事に言いえている箇所も多くてお勧めです。
- 『JAWS』から既に残虐だった。
- 『シンドラーのリスト』でタガが外れて、『プライベート・ライアン』で頂点に達した残虐描写。
- 撮影監督カミンスキーの功績。*1
- 残虐ギャグに関する指摘(これはかなり重要)。
等など。大変素晴らしくまとめられています。
中でも唸ったのは『宇宙戦争』に対するコメント
9.11の映像的リアリティにドン・キホーテのごとくひとりで立ち向かい、見事に現実を凌駕する衝撃度とカタルシスをもたらしたスピルバーグの功績はあまりにも大きい。本作と『ミュンヘン』を同じ年に制作・公開してしまう絶倫ぶりにただただ唖然
しびれるほど端的にまとめられた『宇宙戦争』に対する賛辞です。