男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

ハイビジョン導入日記その1

以前から「だかましい!」と同居人に鬱陶しがられるほど「ハイビジョンが欲しい」と訴えていました。

現在地上波ハイビジョンが始まり、これが当初の目論見を上回る普及を見せており、2011年アナログ放送停止(暴挙と言われていた)も問題なさそうな気配です。

と言うようなわけで家電業界はHDDレコーダーの爆発的売れ行きと合わせてなかなかの好景気になっているようです。

さて、ハイビジョン放送をハイビジョンの画質で観る為にはハイビジョン対応のテレビが必要になるのですが、ハイビジョンというものにもあれこれ規格があって面倒くさいのですが大雑把に括ると

1.1080i
地上波もWOWOWもNHKhiもBSデジタルもこれで大体統一されています。要するに現在ハイビジョンといえばコレです。

2.720p
これは規格としてはあるのですが、放送では現在使われておらず使われる予定もなさそうなので、とりあえず考えなくてもいいです。

数字の後ろの「i」「p」ですが、「インターレース」「プログレッシブ」の略です。何が違うかと言うと、「インターレース」と言うのは画面の走査線を一本飛び越しで交互に映す方式で、「プログレッシブ」と言うのは、いっぺんに映す方式です。ハイビジョンではない普通の放送では、480iで、480本の走査線を飛び越して映していたんですね。まろやかで目に優しいんですが文字とかを表示するにはハッキリ感が足りないわけですね。「プログレッシブ」は簡単に言うとパソコンのモニターです。クッキリハッキリ見えるのはいっぺんに走査線を表示しているからです(専門的には色々あるんでしょうが、大体こう解釈しています)。

で、ハイビジョンを観る為にはハイビジョンを映す事が出来るブラウン管を備えたテレビが望ましいというのがボクの現在の見解で、液晶やプラズマは画像で比べるとブラウン管より優れている点は何もないと思います(薄くて軽いってのは凄く重要でしょうが、これもSEDと言う次世代のデヴァイスが発売されれば文句なくそちらで一本化されるでしょう)。

と言うわけで、ハイビジョンを映すことの出来るブラウン管を探していたのですが、液晶やプラズマ人気のおかげで価格はかなり暴落しているんですね。はははは。勿論それでもデジタルチューナーを搭載している機種はチューナー分だけは高いわけで(チューナーは当然需要があるので価格がいつまでも安定しています。大体4,5万円)。
じゃあ、チューナーが搭載されていない機種。つまりチューナーを別途購入する必要のある機種は安いわけですが、別途チューナーを購入するとなると結局そんなに変わらないというのが現状です。

そこで目をつけるのが一世代前のアナログ・ハイビジョンテレビなんですねえ。

アナログハイビジョンといっても、放送の規格がアナログだっただけでブラウン管自体の質は現在のデジタル対応機種よりも遥かに良いようで、調べても(懐古主義的な意見を考慮しても)おおむね評判がいいようです。
もっとも、ブラウン管というのは寿命があるので、古いものはそれだけ寿命も近いと言うことになるのですが…


しっかし、ボクにとって一番肝心なのは値段。これが桁違いの安さなんですね。文字通りデジタル機種に比べると本当に桁が違う。勿論ハイスペックなSONYのプロフィールなんかになるとマニアの人がいるので高値で取引されているのですが、逆に他のメーカーの商品はそれなりの値段になってしまうようです。

しかも、アナログハイビジョンはデジタルハイビジョンとちょっとだけ走査線の数が違うのでそれを調整するには特別な設定をしなければいけなかったりするので、そこら辺の敷居の高さもあって結局デジタル対応機種をみんな求めるわけですね。

まあ、そんな夢物語はどうでもよろしい。

で、結局yahooオークションなどのブラウン管カテゴリーを日がな一日チェックしていた訳ですが、やはり微妙に手が出ない値段になっちゃうんですねえコレが。チャンスと思った商品も落札時間が仕事中だったりするといつの間にか落札が間に合わずに「ちきしょお」となったりするんですね。

ってな訳で、ボクは別のルートもチェックし始めました。これがずばり中古ショップですね。

これがねえ、オークションの人気のせいで商品がダブついていたりするわけですよ。

そんな中!!

以前からチェックしていたナショナル系列の中古家電ショップに突然掘り出し物が!!

多分商品をもてあましたナショナル直営ショップ(乾電池の看板がついている田舎に一軒はあるアレですよ)が下取りに出したと思われる商品が、以前にも捨て値としか言いようのない値段で放出されていたりしていたんですよ。まあ、当然在庫は既になかったりするわけですが、そこはデジタル対応機種でもやたらと安い。さすが直営(直営だけにパナソニックの商品ばっかり! 冷蔵庫と言い照明と言い、好きだからいいけどこれだけナショナル系列の商品がそろうと笑いがこみ上げる)。

ずばりその商品は

TH-32FH10

入力端子の充実さやパナソニックが最後に発売したアナログハイビジョンテレビであります。このテレビの36インチはHiViでベストバイに選ばれたこともあるなかなかの商品です。

定価がああた、480000円ですよ。480000円。48万円。

98年7月に発売された商品ですので6年前の機種ですね。


それを幾らで買ったと思いますか?



これがなんと


4800円。4800円。4千800円。(映画「模倣犯」の予告的に発音していただけると実感が湧きます。「もほぉはあんはあんはあん…」)

もう早速購入しましたよ!
まさに早い者勝ち。

まあ、実際に商品が届いてみないとなんとも言えませんが、相手は個人ではなくてちゃんとした業者さんなので壊れてはいないでしょう。(リサイクルの値段とほぼ同じってあたりが皮肉を感じますが)


とまれ、当然デジタル・チューナーを購入しないとデジタル放送もハイビジョンも見られないのですが、DVDをプログレッシブで観られるという大きな利点があるんですねえ。それの方が目下の楽しみであります。いきなりハイビジョンは目に毒だし。はははは。


つづく