ラヴ・バズ
ラヴ・バズ 1巻 (1)ヤングキングコミックス
ラヴ・バズ 2巻 (2)ヤングキングコミックス
現在発売されている二巻まで読みました。
これもなかなか好みです。
突然失踪した女子プロの主人公が、子供をつれて5年後に戻ってきた……
と言うのが発端で、本当にただの発端なところが大好きです。
前後に全くたいした理由付けもなく、さらりと父親が出てきたり、家族は兄弟だらけで両親はちゃらんぽらんな性格だったり、全体的に志村貴子節ともいうべき隙間だらけの語り口が冴えてて楽しめました。
志村貴子の作劇法に
「唐突に時間軸が過去に戻る」
と言うのが結構あるんですが、髪型とかぐらいしか違いがなかったりするのと、説明が殆どなく、それらしき演出もないので(あぶくの枠線とか←ベタ。映画で言うと波処理のディゾルブ)、かなり戸惑います。単に下手なのか狙いなのかは分からないのですが、独特のリズムを生み出していることは確かです。
そのくせ、主人公があこがれていた元女子プロ・アイドルで現在の副社長が現役復帰を宣言したりしてストーリーも結構面白くて続きが楽しみです。