男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

うざい

http://www.sipeb.aoyama.ac.jp/~mt-home/alumni/ando/change1.html

「うざったい」と言う言葉は上記のページに書かれている様に、多摩地区の方言のようです。ただ「うざい」は辞書で調べると

1 飢えに苦しむ餓鬼の中で、物を食することのできる餓鬼。膿(うみ)・血などを食う小財餓鬼と、人の食い残しや、祭祀(さいし)などで捨てられた物を食う多財餓鬼とをいう。無財餓鬼。2 財産を多く持ちながら、欲深い人。守銭奴

ってな意味のようです。

なんでこんなことを調べてみたかは後述しますが、「うざい」という言葉はかなり相手に強烈な一撃を与えますよね。
「うざい」という言葉が使われる相手は、「うざい」としか言いようがない人だったりしますが、結構この言葉を使う人は多いですよね。「うざい」人が単純に増えているのかもしれませんが、最近はこの言葉を使う人に限って、ちょっと「うざい」人が多いことに気づきました。まあ、口の利き方一つで相手にはさまざまな印象を与えてしまうんでしょうな。

上のページにも書かれていましたが、

>>そもそも強調表現(すごく、超など)や不快感を表すことば(かったるい、るっせーなど)は、新しい言い方が若者に浸透しやすい意味分野である。日頃よく使うため、以前の言い方はすぐに新鮮味がなくなり、インパクトのより強い表現が常に求められる。

「日常よく使うため、新鮮味がなくなる」ってのはなかなか的を射ていますよね。

ボクの個人的な嗜好ですが、漫画でこういう若者言葉が出てくると非常に萎えます。

この間、桂正和の「ZETMAN」の三巻を読んでいたら、ZETMANになった主人公が、決めの場面で「おめぇウゼぇよ」とか何とか言うんですよ。

これが萎え萎えなんですね。

何でそういうのに萎えてしまうのかはケース・バイ・ケースなのでなんとも判然としないのですが、なんか安直だなあと思ってしまうのかもしれません。

作者の影が見えてしまうのが嫌なのかもしれないですね。

同じ決め台詞にしても、たとえば荒木先生にかかればこうですよ

”その傷穴から向こう側の景色が見えそう”という満身創痍で立ち上がった空条承太郎は、殺人鬼吉良が腕時計をチラっとみるやふてぶてしく言い放つ

「いい時計だな」


「だが もう時間がみれないようにたたっこわしてやるぜ………」






「きさまの顔面の方をな………」


どうですかこのカッコよさとオリジナリティあふれすぎる決め台詞!


で、「うぜえ」と言うようなキャラだからいいんじゃない?

と言う意見もあるでしょう。

反論もないし、あくまでも個人的な趣味の問題なのでどうという事はないのですが、さっきも書いたように「うざい」っていうやつに限ってちょっと「うざい」訳ですよ。

そういう疑問をちょっとでも作者に抱いてしまうと、萎えてしまうんですよねえ。


ふん、まあどうでもよいがな。