男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

DEATH NOTEジャンプコミックス


遅ればせながら現在発売中の二巻まで読みました。

ハマった!

いや、稚拙さというか、ミステリーとしてみるとメインの登場人物である二人の思考回路がちっともサプライズに結びつかないのが問題ですが、小畑健の突出した作画が帳消しにしているような。

いや、なんと言うか、好きなんですよコン・ゲーム。しかも大風呂敷広げまくっているのに、舞台がやたらとちんまいスケールで展開するのもかなり好きな要因かも。三巻にいたっては家で隠しカメラさがしまくるようだし!!

顔を伏せていた探偵役のエルが、病的な面だったことが2巻で明らかになりますが、言動や性格まで一変するのには大笑いしました。あまりにも行き当たりばったりでしょう!

その点主人公のライト君(このノータリンなセンスに小畑健が真顔で作画しているのが魅力)が、終始地に足の着いたあの手この手の悪事を考えまくるあたり、ジャンプとはとても思えない不健全さが漂っていていいと思います。

この手のジャンルは今のところ福本伸行荒木飛呂彦先生ぐらいしか活躍してない(ぐらい作り手としては技量が要求される)ので、そこに完全と立ち向かうその勇気に、敬意を表す!(礼!)


「リング」はミステリーとしては一発ネタとして成功しているが、こちらはそのネタの部分を叙述型(コロンボ形式)で展開しているところが肝だと思います。どうやって、探偵が「死神」やら「デス・ノート」などという部分に”推理”で到達できるのかが最大の焦点だと思います。なので、がんばって超常現象的なものに頼らずに、展開して欲しいと切に願います。

原作の大場つぐみって結局誰かよくわからないようですね。