男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

地球最後の男

最近『ドーン・オブ・ザ・デッド』のおかげで、個人的にゾンビ映画ブームが再び起こっています。まあ、基本的には慢性的なゾンビ・ブームではあるんですが、まあ色々と懐かしの情報を掘り出してみたりするのが楽しいということで。

で、ゾンビ物の祖の祖とも言える、リチャード・マチスンの「地球最後の男」を本棚から引っ張り出してきたわけです。調べたらもう絶版でした。まあ、僕の持っている文庫自体も9年前に早川書房の復刻シリーズで再販したものなんですが。それすらももう絶版ということで、ぜひ図書館で探して読んでください。心底面白くて、マチスンがモダン・ホラーの始祖だということがよっく分かります。マチスンの傑作の数々がどれほど現在の娯楽映画に影響を与えているかは到底語りつくせないのですが。(この人の凄いのは、それだけじゃなくて「ある日どこかで」とかの感動系でも傑作を書いていることですよね)

どうして、小説を引っ張り出したかというと、ビンセント・プライス主演で映画化された「地球最後の男」のことを色々調べていたからなのです。この映画は、このマチスンの原作を忠実に映画化した傑作だそうで、観るとかなり「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」で、ロメロたちが影響を言及することが納得できる作品だそうです。

写真を見るだけでも、ふらふらとうろつく吸血鬼たちが家を取り囲んでいるだけで納得できます。

http://homepage3.nifty.com/housei/TheLastManOnEarth.htm
(映画の解説をなさっています。かなりネタばれですが…面白いです)

輸入DVDで観られるそうですが、いつか完璧な形で日本で観られる日はこないんでしょうかねえ。「恐怖の足跡」だってスカパーで放送したりしてるんですから。

ということで最近

どうして、ボクは(いや、多分大多数のゾンビ好きの人たちは)「どこかに立て篭もる」シチュエーションが好きなんだろう?

と思うわけです。

これはどういう欲望(願望)に基づいているのだろう。

胎内回帰願望?

そういうんじゃなくてですね。ははは。

まあ、今後も研究し続けたいと思います。

(車とかに閉じこもるのは微妙に違う願望なんだよなあ。なんつうか、その家とかショッピング・センターなんだよなあ。学校もあるなあ)