男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

G.I.ジェーン★★1/2

木曜洋画劇場で観ました。

デミ・ムーアがSEALの特殊訓練に参加して…

筋立てはクリント・イーストウッドの愛すべき傑作「ハートブレイク・リッジ」と似ている。ヴィゴ・モーテンセンイーストウッドの役回りである訓練教官マスターチーフ(訓練生たちがいつもこの呼称を使うのがやけにカッコイイ)を演じており、とてもアラゴルンと同じ人とは思えません。『クリムゾン・タイド』の時と同様エド・ハリス率の高い面構えでした。

リドリー・スコットのもっとも低迷していた頃の作品だけあって、なんとも投げやりな感じ(毎度お馴染みの演出と、空回りの新しい試み)の演出です。多分このときの反省も兼ねて『ブラックホーク・ダウン』を作ったんじゃないかと思います。

ブラックホーク・ダウン』が全編実戦だとすると、こちらは殆ど訓練シーンです。いくら本気ぶっても訓練であることは明白なので、クライマックスの擬似捕虜拷問シーンもなんとも空回っていて寂しい限りです。

でも、悪い映画かというとそうでもなくて、最後まで見せ続ける(続きが気になる)力はあると思います。ただ、ほんとに肝心の実戦シーンになると緊張感の無さがどうしようもないです。