男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

プログラム37『フランケンウィニー』★★★

久々のティム・バートン

結局劇場では観逃してしまったので、BDで観ることに。

冒頭。主人公ヴィクターの作った8ミリ映画「彼方からの怪物たち」でいきなりハートを鷲掴みにされます。

使われている音楽もパブリックドメインの音楽で、僕の中では「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」で使われている曲。

理解のある両親。屈折していない主人公。そして、やたらと可愛い犬のスパーキー。

モデル・アニメーションならではの挙動の可愛らしさは、造形のユニークさと相まってたまらない魅力を振りまいています。

全体的に懐かしのティム・バートンっぽさが戻ってきたと思う反面、やはり大人になった現在のバートンという雰囲気も色濃い。ただ、個人的には迷走していたとしか思えなかった最近のティム・バートンがこうやって最初期の自作をリメイクしたという事は重要なんではないかと思っています。しかも、キチンと現在のバートンとしての作品になっているのも楽しかった。

しっかし、スパーキーは可愛いのお。

オリジナルの短篇はこちらの『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』に収録されています。