男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ! 』★★★

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ! [DVD]
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2008-02-20)
売り上げランキング: 57316

リース・ウェザースプーン腹立つw

ずっと気になっていた映画で、今回DVDでやっと観ました。

アレクサンダー・ペイン監督の演出や脚本はナレーションの多用や小気味のようカッティングによって非常にテンポがよく楽しめる。様々なキャラクターの視点を交錯させながら進んでいくストーリーは、それぞれ魅力的に描かれており、中でも上昇志向の塊のようなトレイシーは久々に心底腹のたつキャラクターでした。演じているリース・ウィザースプーンもこれで注目されたようで、そりゃそうだろうなというぐらい腹のたつ笑顔を見せてくれます。

中でも素晴らしかったのはマシュー・ブロデリック。ちゃんとしてるんだけども人間味満点に描かれる先生を、貫禄すら漂う芝居で演じる。かつて学生役者として名を馳せた見た目を今でも保ちつつ、キチンと「大人の機微」を絶妙にみせてくれました。

もっとも、青春ドラマというよりは、完全にブラック・コメディだったので、個人的にはあまり好きなタイプの映画ではなかったかなあ。