男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

プログラム45『デンジャラス・ビューティー2』★★1/2

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サンドラ・ブロックのコスプレ映画として楽しめる

思えば前作を観たのは、脚本を書いたマーク・ローレンスの傑作『ラブソングができるまで』からの流れでしたが、前作はいまいちノリが合わなかったので、続編はそのままスルーしていました。

今回サンドラ・ブロック強化週間として借りてみたのですが、前作のノリがわかっていたからなのか十分に楽しめました。なによりサンドラ・ブロックが今回は「ちゃんと美人」として描かれているのが潔い。前作は「美人に生まれ変わる」という基本プロットの部分で説得力が欠けていましたからね。あれならサンドラ・ブロックの初期作品『ラブ・ポーションNO.9』の方が超絶に説得力ありましたよ。

とりわけ今作はサンドラ・ブロックのコスプレ映画としても非常に楽しく観られる映画で、ある意味「ゴツイ」外見を逆手に取ったファンにたまらない映画に仕上がっています。

まあ、前作以上に犯罪そのものは殆ど意味を成さないほど軽いんですけどね。

また、前作で付き合うことになった彼氏から別れ話を電話で切りだされるシーンや、途中の身の上話をするくだりなど、随所にサンドラ・ブロックの「芝居の上手さ」が顔を出しているのも見どころ。本当に「最低限の芝居」でキャラクターの心情を的確に分かりやすく表現するんですよねえ。