男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『レインマン』を観ました。

さすがの野沢那智にも難しかったか……

公開当時から大好きで、周期的に何度も観ている映画です。今回は初めて野沢那智の吹替版で観てみました。

オリジナルのホフマンの芝居を観過ぎているというのもあるのでしょうが、ちょっと野沢那智の声では雰囲気が違いすぎるといいますか、「人間味」がありすぎるような気がします。

ダスティン・ホフマンの芝居はボクの中の「上手いお芝居」の条件である「観た後自分もその人物になったような気になる」のお手本のようで、『レインマン』を観ると思いっきり視線は泳ぐわ挙動はペリカンになるわで大変なことになります。小学生の時に『トッツィー』を観て大ファンになったのはいいんですが、ちょうど舞台の方に注力していたようで、当時ホフマンの映画はまったくなかったような気がします。久々だったのがかの『イシュタール』だったくらいでw

なのでこの『レインマン』は久々にホフマンが映画に戻ってきて思う存分やってくれたという感じでしたね。下手くそなあの手の芝居はいくらでも観られますから、観れば観るほどホフマンの芝居に「臭さ」がないのが凄いんですよね。「オスカーとってやるぜ!」というのが欠片も感じられない(実際獲っちゃうんですけどw)。

対するトム・クルーズはキャスティングが上手くいっていて、あの自己中心的な青二才の弟役にピタっとはまってますよねえ。兄弟という設定でも、身長以外は似ても似つかないんですが。とは言え、トムもさすがに若いので「あわよくばオスカー」欲がプンプンするんですよねw まあ、それはそれでトムらしくていいんですけど。余談ですが一昔前からトムは完全に吹っ切れていていいですよねえ。

それとハンス・ジマーの音楽ね。

公開当時も「なんかいい音楽がずっと流れていたような気がする」と思っていて、後でしっかり名前を覚えましたよ。続く『ブラック・レイン』で痺れました。

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スコア盤普通に出てるんですね。限定版ですが特にプレミアもなく。欲しいなあ。