思い出のアルバム『ステイン・アライヴ』を聴きました。
購入時にも書きましたが、単独のサントラで初めて購入したのはこの『ステイン・アライヴ』です。
当時小学生だったんですが、やたらとこの映画にハマっていました。恐らく直前に観た『ロッキー』の影響で、ガッツリとスタローンに対する信頼が高かったんじゃないかと思いますね。『サタデー・ナイト・フィーバー』には殆ど思い入れもありませんでしたし(郷ひろみの吹き替えがいけなかったのか?)、完全にスタローンの新作として劇場に行きましたから。
観た直後に少ないお小遣いを使って近所のレコード屋さんで購入した時のことは忘れませんね。このでかいジャケットを持ってレジに行った時にはおとなになった気分でしたよ。もっとも、どうしていきなりレンタルに頼らず購入したかというと、田舎に住んでいたので「レンタルショップ」はおろか、「レンタル」という存在自体を知らなかったんですねw
ロードショーの推薦帯も含めて購入した状態そのままだったので、こちらを購入したのは大正解です。タイムスリップしたような感覚を憶えますね。
この頃はまだモノラルスピーカーのラジカセしか持っていなかったので、ある意味贅沢にも父親が残していったステレオシステムでガンガンレコードそのものを聴きまくっていました。あのステレオシステムがどこのメーカーでどんな機種だったのかを父親が生きているうちに聞き出しておきたいところですがw
アルバムはA面がビージーズの楽曲、B面がフランク・スタローンをはじめとするその他の楽曲にまとめられています。
当時はビージーズとかも知らないですし、なんだか本編の順番通りじゃないなあという不思議な気持ちでしたね。
だって、のっけからいきなりテンションをマックスに持っていくフランク・スタローンの『ファー・フロム・オーヴァー』がB面なんですもんw
どうですか、このテンション! タイトルがジャアアンって飛び出してくるしね。
『ロッキー3』→『ステイン・アライブ』→『ロッキー4』と、スタローンが全編MTVのように楽曲を散りばめた構成は、良くも悪くも「ザ・80年代」というスタイルですよね。とは言え、その後増え続ける「宣伝のためだけの歌ものサントラ」というものとは違って、ちゃんとどの曲も不必要なぐらい本編の中で主張していますから、やはり「サントラ」としての役割をきっちりと果たしているのがいいですな。
もっとも、個人的にはヴィンス・ディコーラーが作曲したであろうスコアやミュージカルシーンでの前衛的な楽曲なんかも収録した完全盤を夢見ておりますが、まあ出ないんでしょうなw
CDは廃盤らしくてプレミアついちゃってますが、大丈夫ちょっと中古探せばCDだろうがレコードだろうがすぐに数百円でありますからw